2018年1月30日火曜日

教育の基本11  教育は信頼関係そのもの

先ず、第一に教師と子どもの信頼関係にはじまり、教師と保護者、教師と教師、教師と教育委員会など、教師を取り巻く人々との信頼関係がないところには真の教育は成立しない。
 それは教育が知識を詰め込む以上に「心」を育てることが本来の目的であるから。今、「心」を育てることを二の次にして手っ取り早く知識中心の学力を身つけさせて、受験に打ち勝つ子どもを育てることを目標に置いている傾向がある。それに輪をかけているのが全国一斉学力テストである。

 教育にとって一番の信頼関係をすべて打ち壊す出来事が大分県の教育界で起こった。

 教育界を退いて12年が経っていた。大変な出来事であったがそれほどには驚かなかった。うすうす以前から感じていたことであったから。ただ、事件の震源地がはじめて赴任した地域であったことと地元の新聞がこの事件をスクープしたことの方に驚いた。

 よほどの覚悟がなければ地元の新聞社がこの問題を正面から取り上げることはしない。地元新聞社がスクープしたのはなぜか。

 この事件の収束の方向、落としどころをどうつけるのであろうか。
 この事件が教育界に与えるこれからの問題は何であるか。また、今後このような問題は起こらないのか。起こらないようにするための具体的な方法を提示できるのであろうか。
 そのようなことが頭を過った。
 
 教員採用試験を受ける子を持つ両親がつぶやいていた。
 「もうあんな不正はないだろうなあ。」
 「わからないようにやっているんじゃないの。」

 本当のところは闇の中、まったく分からないというのが事実。これが教育の信頼を壊していく大きな問題である。

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