2018年6月21日木曜日


教育の基本 34  学習指導要領をどう改定していくか

 2006年(平成18年)の教育基本法と教育三法の改定が終わって、10年が過ぎた。
 教育内容をどう改定し、その改定に基づいて教科書をどう作っていくかが課題となっていく。それを考える資料として、高等学校の学習指導要領の改訂資料がある。
  改定の基本的な考え方
〇 教育基本法改正等で明確になった教育の理念を踏まえ、「生きる力」を育成する。
〇 知識・技能の習得と思考力・判断力・表現力等の育成のバランスを重
  視
〇 道徳教育や体育などの充実により、豊かな心や健やかな体を育成

 改定のポイントは、教育基本法で明確になったことを教育内容に取り入れることを義務付ける。道徳教育を高等学校の教育課程の中で、指導者や指導内容を明確にする。
 その方向として、伝統や文化に関する教育と道徳教育をどう結び付けていくかが考えられる。。

○ 歴史教育(世界史における日本史の扱い、文化の学習を充実)、宗教に
関する学習を充実(地理歴史、公民)
    古典、武道、伝統音楽、美術文化、衣食住の歴史や文化に関する学習を充実(国語、保健体育、芸術「音楽」、「美術」、家庭
○ 学校の教育活動全体を通じて行う道徳教育について、その全体計画を
作成することを規定
    人間としての在り方生き方に関する学習を充実(公民「現代社会」、特別活動)

これからの高等学校教育の力点がはっきりとして来た。一部のエリートコースを除いては、国語と体育と芸術、家庭に重点を置いて、それを道徳教育の視点で統一していく方向であろう。

 個人的にはよい方向であると思うが、大きな問題は道徳教育の評価が進路や就職に生かされることが心配である。

 これからの日本の教育は「道徳教育」を国家百年の計にどう生かすかが問題となる。


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